職場に捨てられた元飼い猫チャトラのちゃあ
やせ細っており、私の後をついてきて離れませんでした。
抱っこするとそのまま身をゆだねるちゃあ。見るに見かねて自宅につれ帰りました。
老猫のため長生きはできないだろうけど暖かいおうちと人の優しさにふれて最後を迎えてほしい・・・
そう思って引き取ったちゃあでしたが、彼はうちにきて1週間で 元の場所にもどりました。
野良生活が長く、職場の食堂でおいしい食事をもらっていたためか、
ゲージ暮らしが気に入らなかったようでした。
ちゃあはしばらく食堂の人たちに可愛がられて、ノラ暮らしを楽しんでいましたが、
職場の周辺の家や、職場の一部の人から苦情がでてしまいました。
老人のために生殖能力はないのだが、猫の糞が・・・・というのが苦情の1つらしいです。
しかし、そういう苦情をいう近隣の住民は、自分達の犬をうちの職場の敷地内で散歩させ、
糞の始末はしていかない。
自分ちのはいいらしい。が、ノラは許せないのだとか。。。
やがてエサをあげないで欲しいという張り紙がなされ、職員が見張りをするように
なってしまったため、私たちは朝早くや夜遅くにちゃあにご飯をあげるような日々が続きました。
それも困難になってきたころ、ちゃあの姿が突然消えてしまったのです。
死んだのか、他の人に引き取られていったのか、しばらく彼をさがしてみたが、
みつからず時がたちました。
H18年11月10日。 ちゃあのことを私以上に心配し、面倒をみていた同じ職場の方に会う機会があり、
ちゃあのことを聞いてみたところ、職場の近くに住んでいるうちの職員が保護して元気に生きてるよ
と教えられました。
外飼いだけど、もともと野良生活が長いからちょうどいいかもしれない。とのこと、
時々、職場にもどってきては、日向ぼっこをしているらしいが、
基本的には職員の家を拠点として生活しているらしい。よかった・・・・・・これでホッとしました。
うちの職員の中には10匹〜20匹の猫を保護し、面倒をみているネコボランティアが数名いるらしい。
やさしさあふれる職員がいるこの職場。けっこういいもんだと思った。
ちゃあをよろしくお願いします。私は心の中で強く願いました。 (H18年11月17日 )