シロは沖縄の家の前に住んでいた猫好きなおばあさんが飼っていた猫でした。
 しかし、そのおばあさんが2002年の暮れに急死。
 飼われていた15匹近くの猫たちは、親類の手によって全て家から追い出されました。

 もともと家の中で飼われていた猫。しかも猫白血病にかかっていたため、
 野良として生き残ることは困難でバタバタと死んでいきました。

 その中の数匹は生き残り、うちの家の軒下に隠れていたのがこのシロでした。
 シロの助けを求める悲しそうな目。今でも忘れられません。

 助けて。助けて。でも怖いの・・・そんな目をしながら私達を見つめていました。
  シロが娘になつくのに時間はかかりませんでした。


 
 保護したときから白血病は発症しており、歯は全くありませんでした。
 でも、缶詰をよくたべ、がりがりに痩せていたシロはむくむくと太り、
 とてもやさしい幸せそうな目になりました。


 
  2004年9月 白血病をわずらいながらも元気に過ごすシロ。


 娘と寝起きを共にした2年。 とても愛されて 
 シロは幸せだったことでしょう。
 
 やさしくて賢かったシロは12月21日17時。
 虹の空に旅立ちました。
 
 今度生まれてくるときも、また、うちに
 やってくるんだよ。シロ。
 また会おうね。

  
   2004年10月

  
  おばあさんが死んだあと、里親を探すこともなく、まるでゴミをすてるかのごとく、
  路上に私たちを捨てたおばあさんの親戚たち。
  私たちはあなたがたを決して許しません。私たちにも人間と同じように、
  大切な大切な1つの命があるんです。 必死で生きているんです。

      

 
  動物は器物・・・・物であるという考え方。法律。おかしくないですか?
  お願いです。  命の尊さをもう一度見つめなおしてください。

 

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