くぅい(オス) H17.3月中旬。 沖縄県のとある専門学校。 そのすぐ近くでみかけたくぅいは、 足がめちゃくちゃに折れ、 骨が見えていました。近所の人の 話だと1週間前からこの状態だった。 交通事故にあったのではないか? 食べ物だけはもらっていた野良猫 だけど、最近はうずくまってる姿 ばかり見かける・・・と近所の人は いいました。 たくさんの人が「うわっ。すごい! かわいそ〜」と哀れみながら通り すぎていくけれど、誰も助けようと はしてくれませんでした。 痛さと落胆の中で娘と出会った くぅい。すがるような瞳で娘を 見つめました。 すぐさま病院につれていきましたが 残念ながら右後ろ足切断となって しまいました 今、くぅいは、沖縄の娘の元で ジェシカとともに暮らしいます。 はじめジェシカはくぅいを全面拒否。 威嚇されてもネコパンチされても、 ジェシカに甘えてくっついていく くぅいにとうとうジェシカが根負け。 うっとおしそうな顔をしながらも、 今はくぅいをそっとなめて可愛がって います。 くぅいの純粋な心がジェシカを 変えました。 |
保護直後の 生後6ヶ月くらい。 OPE後3日です。H17 3月 |
くぅいを見た人たちは エサはあげても誰一人病院につれていってはくれませんでした
かわいいからといってエサをあげるだけではこのような可哀想な子を増やすばかりです。
このような子猫たちを少しでも減らすためには
室内飼いを行う。 去勢や避妊をする。
野良をみつけたらエサをあげるだけでなく、きちんと保護して適切な飼い主さんを探す。
これらは人として大切な行動だと思います。
動物は自然にありのまま。。。という方がいまだたくさんおられますが、
人間だけが優遇されるこの厳しい社会の中で、生きることを余儀なくされた動物達は
もうすでに自然から離れた存在です。
こんな動物達を守るのもこのような社会にしてしまった人間の役割なのではないでしょうか?
くぅい。
H17 4月
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元気に
なりました。